| 共用品九州メールマガジン No.28 | 平成18年(2006年)5月8日 | |
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| CONTENTS | ●人にやさしい商品コラム(27)…「眼鏡の置き場に困らないホルダー」 原口ヒロミ ●企業の取り組みを取材…学生が聞く、「富士通株式会社」の取り組み |
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●人にやさしい商品コラム(27)「眼鏡の置き場に困らないホルダー」 |
| 眼鏡を探している人の頭の上に、眼鏡がのっている。 マンガに出てきそうな笑い話ですが、あの気持ち、この年代になるとよくわかります。 近くの文字が見えにくい老眼は、逆に遠くのものを見る時には必要がないので かけたりはずしたりが頻繁。 値札が見えない?メニューが見にくい。 そのたびにバッグをごそごそ。置き忘れてしまうことも少なくないようです。 そんな失敗を防ぐのが、眼鏡のツルをひっかけられるホルダー。 存在感のあるデザインは、ペンダントとしても素敵。 文章:原口ヒロミ(ユニバーサルデザインの店:グッド・グッズ経営) 商品名:眼鏡の置き場に困らないホルダー 価格:3,780円(税込) ※クロスや丸などいろいろなデザインがあるペンダントホルダー。ブローチタイプも人気。 |
●企業の取り組みを取材学生が聞く、「富士通株式会社」の取り組み |
| ゲスト:加藤公敬さん (富士通株式会社 総合デザインセンター センター長)に、お聞きしました。 【共用品やユニバーサルデザインの取り組みを教えてください】 富士通では年齢や身体的特性によらず、みんながIT(Information Technology:情報通信技術)社会に参加できるために、使いやすさの向上と利用者の拡大をあわせて進めていくという理念でユニバーサルデザインの活動が推進されています。ITそのものの取り組みとしては、家庭用テレビパソコンPCTV、携帯電話、銀行のATMなどの操作性や見やすさ、分かりやすさのための徹底した工夫、また製品以外にもお客様に来ていただく開発センターや従業員が働くオフィス建築や施設などのWorkPlace、そこでの営みである仕事のしかたなどのWorkStyleを対象領域として、幅広い活動が展開されています。また、アクセシビリティ・アシスタンスというサービスがあります。これはクリエイターが作成したウェブサイトが高齢者や障害のあるかたにとっても読みやすいかを診断したり、アクセシビリティの高い背景色と文字色の組み合わせをリアルタイムに確認することができるソフトウェアで、弊社のウェブ上で無償で提供されています。 【会社で取り組むきかっけはなんだったのでしょうか?】 社長のひとことでした。作り手側のものづくりではなく、お客様のためのものづくり(お客様起点)のためなら取り入れてみようというのが、始まりでした。 【共用品やユニバーサルデザインを取り入れてどんな効果がありましたか?】 社内におけるデザイナーの立場が以前とは変わってきました。これまでは、弊社のような社会システムを主体に開発している会社では、デザイン性より高性能の信頼性の高い製品が求められがちでしたが、会社全体の経営活動の中でユニバーサルデザインや共用品に期待が高まっているなかで、デザイン部門に求められる内容が多くなってきています。やる事がいっぱいでとても大変ですよ(笑)。 取材をさせていただいて… 加藤さんのお話の中で特に印象的だったのは、「ユニバーサルデザインの取り組みは、使う人にとって分かりやすくするための活動で、これを時代的、社会的な流れの中でユニバーサルデザインといって再度やりなおしているという扱いです。」という言葉です。一昔前まではユニバーサルデザインは企業の単なるイメージ作りや広告的なフレーズとして、きれ いごとのように扱われている面もあったと思います。今は経営活動としても、デザインの本質を追求していく上でも、必然性の元で取り組まれているという実態をその言葉から感じることができました。デザインを学ぶ私たち学生にとっても、共用品やユニバーサルデザインは、今後ますます重要で興味深いテーマになることを再認識させていただきました。加藤さん、ありがとうございました。 取材:大島彩(九州大学大学院芸術工学府) 写真:酒井浩次(九州大学大学院芸術工学府) 富士通株式会社 http://jp.fujitsu.com/?001_01a 視覚障害者や色覚障害者のアクセシビリティ診断ツール無償ダウンロード http://design.fujitsu.com/jp/universal/assistance/ |
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